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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

2023年も引き続きコロナ禍の完全な終わりが見えない中、日本国においては厳しい経済環境を強いられ改善されない状況にあるかと思います。

 

私達の作業環境もリモート体制が主になり連絡方法が対面から非対面へと変化した一年でした。やりとり等がSNSやチャットツール等で会えなくなった反面、人とのコミュニケーションの大切さや関係が深くなるチャンスのようにも感じています。

 

先人からの教えに「気付く」と言う言葉があります。
例えば、料理を作っている人がいたら皿を準備しておく事。洗濯物を取り入れる時に雨が降りそうなら早めに取り入れる事等。
これは先読みをして行動しなさいね。という誰でもわかる簡単な教えですが、捉え方を間違うと仕事が増えるなどとも思いかねません。人に気を使いなさいとは誰も言ってません。
気付ける人と気付けない人(知ってて知らぬふりも同じ)との差が激しいと思った事はないでしょうか。 

 

 仕事とは時間の対価と責任という概念が自分をセーブしてしまいます。概念は自分が勝手に作り上げた虚像の姿であり環境で簡単に変わります。もし知らずに自分の保身の為にやってる事だとしたら、目の前の洗濯物を取りえた方がどれだけ現実的でしょうか。大事な事に気付けず見て見ぬふりをして本質に取り組めなくなってしまっては、今流行のDXやAI便利な物が増えてもただのガラクタにしかなりません。

 

ガラクタにさせないいくつかの答えは人とのつながりです。自分が持っていないものやスキルの多くは別の人が持つと言われるように、自分だけでできる事を探すより関わる(出会う)人と協力した方が目標達成率は高くなります。

 

合わせて重要なのがつながりの深さです。自分にとってのキーマンは簡単に現れませんし向こうからも来てくれません。自分の利益だけを優先に咀嚼もしない受信情報に惑わされないよう情報の目利きは特に注意が必要です。自分の為に嫌われ口や本音を言ってくれる協力者はどれくらいいるのかを想像してください。

 

言うのは簡単ですが想定以上に人は難しく非力でありながらも人が持つパワーは計り知れません。デジタルとアナログを有効活用し互いの気付きによって生まれたシステム(気付けた協力者)に働かせる事こそが、IT業界が担っていかなければならない真の目的なのではと感じます。

私達は当てはまらない形を強みに真正面に向き合える「気付けた協力者」として思案し問題を解決する原動力として引き続き進めてまいります。

 

本年もよろしくお願いいたします。

村﨑 大輔